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9/23

September 23, 2011

9月23日、世間では秋分の日の今日。僕にとっては特別な日だ。15年前のこの日に、藤子・F・不二雄先生が亡くなられた。

「藤子不二雄さんが亡くなったみたいやぞ」

テレビを観ていた両親が、慌てた様子で寝ていた僕の部屋に来てこう言った。僕は一瞬わけがわからなくなった。番組間のニュースでその知らせがあったらしく、テレビでは既に次の番組が始まっていた。どの局を回してもそのニュースについては触れていなかった。次の時間のニュース番組でやるだろうと親は言ったが、僕はもう寝ると言ってベッドに戻った。

すぐに涙が溢れてきた。人の死で泣いたのはこれが初めてだった。藤本先生にもう会うことはできなくなってしまったんだと思うと、涙は止まらなかった。目の前の本棚に並んでいる『ドラえもん』や『パーマン』を描いてくれる人はもういなくなってしまったんだ。その事実を受け入れることがとても辛かった。

藤本先生が亡くなった後、年齢を重ねるにつれて小遣いに余裕ができた。今まで知らなかったSF短編などの作品を手に入れ、読みふけり、ますます藤本先生のことが好きになっていった。『ドラえ本』や『アサヒグラフ』など、藤本先生のことが書かれている雑誌類も欠かさずチェックし、購入していた。ただ、お金に余裕ができたとはいえ、古本屋等にあったン万円もするようなプレミア本には当然手が出なかった。
昔買ってもらった藤子漫画ヒーロー全員集合という本の巻末に、キャラクター大全のような企画があった。そこには、『チンタラ神ちゃん』や『ドビンソン漂流記』等、聞いたことの無い作品の聞いたことの無いキャラクターがたくさん紹介されていた。そこにあるキャラクターの1カットから、どんな作品なんだろう、読んでみたいなぁと想いを馳せ、空想することしかできなかった。
古本屋に行く度、まとめられて高額になっていた『海の王子』『ジャングル黒ベえ』等、指をくわえてじっと見つめていたものだ。

そんなことを思い出しながら、藤本先生のお墓の前に立っていた。今は待望の全集も刊行され、読みたい人が読みたい作品を手にすることができる時代になった。あの時小学生だった自分も、こうやって貴方の元を訪れることができる大人になった。

少し緊張しながらそのようなことを伝え、藤子・F・不二雄先生が眠る緑ヶ丘霊園を後にした。


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